2016年9月29日木曜日

ライバル・・

先日、事務所に届いた会報に、今年の司法書士試験の受験者数のことが書いてあり、筆者が衝撃を受けたとのコメントがありましたが、それを読んだ私も衝撃でした。
何のことかというと、司法書士試験の受験者数が数年前から激減しているのです。私が合格した24年度は29,000人の出願者数で、その前年は30,000人もいました。ところが、その数が年々減少し、今年は20,000人とのこと。わずか5年で3分の2にまで減ってしまったのです。
司法書士試験は、国家試験です。正直、難関の部類に入ります。司法試験のように花形試験とは言いませんが、私の受験時代の予備校のパンフレットには、『人気資格』とのうたい文句でした。
昨日、今年度の合格発表がありました。というのも、たまたま夕方法務局に行ったら、掲示板に人だかりがありました。ひょっとして、と思ってみたら、合格者の番号が並んでました。「少っくね!!おいおい、こんだけかよ。」声に出そうでした。ほんとに少ないのです、名古屋の合格者。数えたら、たった36名程度。ちなみに私の同期は60名です。ほんとに3分の2(実際はそれ以下)になってました。
将来のライバルが減るぞ。うっしっし・・。と思ってはいけないんでしょうね。もっと司法書士業界の今後の在り方を考えないといけないんでしょうね、本当は。

2016年9月20日火曜日

休眠担保・・

相続登記のご依頼を受けたら、不動産に古い抵当権が付いていました。
ご家族に聞き取りをしたところ、債権は弁済済みで、領収書(らしきもの)もある。しかし、解除証書や委任状といったモノは、ない。ちなみに債権は昭和58年金消・設定。
さて、どうしよう。
抵当権者は、金融機関ではなく不動産会社。閉鎖謄本など、登記をたどっていったら、破産、解散登記済でした。次に、代表清算人は、といったら、既にお亡くなりになっていました。
あらま、困ったもんです。
早速、書店で、『休眠担保に関する登記手続きと法律実務』を買ってきましたよ。この本最近よく事務所に届くDM チラシに掲載されていて気になっていたのですが、ほんとに買う羽目に。
さぁ、これから勉強です。

2016年9月1日木曜日

ニッパチ・・

いわゆるヒマと言われるニッパチのうちの『パチ』の部分が終了しました。
不動産業者さんと付き合いが深く、定期的に登記申請をこなす事務所にとっては、ニッパチなるものはあるかもしれませんが、私はそんな事務所ではないので、ニッパチもくそもへったくれもありません。
思い起こせば、開業した年の8月は地獄だったな~。当時はまだ後見の仕事も受任しておらず、税理士さん、弁護士さんからの登記の案件も全くなく、ただただ事務所でボーっとする日々だったな~。あまりにもヒマで、3時には家に帰ったこともあったような。そんでもって、たしか、抜き打ちで平日に家族でキャンプにもいきましたよ。
この世界、独立士業は、暇はホント生き地獄。
おかげさまで今は、地獄と天国の間、にまで発展しましたよ。ときどき天国、ときどき地獄といったあんばいです。

つづき・・

で、結局は、商業登記の方の更正をしないで、そのまま不動産登記の申請は完了しました。
調査官さんは絶対、商業登記の登記情報は確認しているはずなのだが、ここは、不動産登記の調査官が商業登記に口をはさむ余地が無いのであろうか。
何はともあれ、またまた一つ勉強になりました。