ずいぶん久しぶりに書きます
相続登記が義務化になって2ヶ月が経ちました。
私の事務所も、なんとなく相談者の数が増えたような気がします。ところで、義務化によって司法書士が儲かる、なんて巷では言われていますが、果たしてそうでしょうか。
法務局では「相続登記手続相談」なるものが開催され、そこに一般の市民の方が自分で登記をしようとしてやって来ます。国が決めた法律の受け皿を国が作るのは当然かもしれませんが、「義務」というの名で一般市民を焦らせたため、寝た子を起こすことになって慌てて受け皿を作ったような感じです。
司法書士に流れてくる方もいますが、自分で頑張って登記しようとする人や、中には怪しげな「登記代行」業者に依頼する人も結構いるそうです。怪しげな業者は司法書士法違反なんですけどね、一般市民はそこまで知らないでしょうでど(絶対に依頼はやめましょう)。
ですから、義務化になっていなければ怪しげな業者も相続登記報酬のうま味に目を付けませんから、少なくともその分は司法書士に流れてきたのではないかと思う次第です。