今週、立て続けに公証役場へ行く機会がありました。
公証役場、普通に生活していて行く機会はめったにありません。私も司法書士になるまで、行ったことありませんでした。試験で、『公証人の手続きの効力は強力だ』、ということを何となく習っただけです。実際に会ったことはありませんでした。
まず、一般の方でしたら公正証書遺言で行く機会があります。それぐらいでしょうか。会社を設立する際の定款の認証もわれわれ司法書士が代理で行きますので、設立者は行きませんね。あとは契約書(お金の貸し借り)の作成です。これは絶大な効力です。執行証書(執行承諾文言が必要)といい、強制執行する際の債務名義(許可書のようなモノ)になります。訴訟などめんどくさいこと無しに、いきなり差押です。それだけ公証人の信用力は大きいということです。公証人さんは、司法試験に合格され判事、検事を長く経験された方や、法務省法務局長を経験された方です。
そんなこと言うと、とてもとっつきにくい存在かと思うかもしれませんが、私が今までお世話になった公証人さんは、みなさまとても穏やかで優しい人ばかりです。