企業法務に関する研修を受けました。
私はこの企業法務に関する話を聞くのが好きです。昔の受験時代も、民法や不動産登記法よりも、会社法や商業登記法の方が好きでした。また得意科目でもありました。サラリーマンをずっとやっていたので、この手の科目の方が馴染みやすかったのかもしれません。
ところが、企業さんとお付き合いすると、実体法の知識一辺倒の提案では納得されません。「そんなのネットでも調べればわかるじゃん!」的な情報は求めていないのです。もっといろいろな角度から見た提案が求められます。たとえば事業承継については、会社法、民法、信託法、税法、様々な分野での知識が求められます。また種類株式を使った企業防衛も一見有効ですが、種類株式の内容は登記されます。したがって完全公開です。取引先や、銀行も必ず登記簿はチェックします。その際、黄金株なるものを発行しているケースでは、「ワンマン経営か・・?」などと勘繰られることも有ります。
この様なリスクも想定したうえでの提案力が必要です。
こういった知識は研修で得ることが多いです。