私が顧問として所属する某協同組合の定例会に参加してきました。
組合員さんの内訳は、通信や太陽光関連の中小・零細企業ですが、その社長さんの内、将来の事業承継についてそろそろ真剣に考えている、といったところは少ないようです。2月23日付の中日新聞で、社長の平均年齢が59歳にまだ達しているとの記事がありました。社長交代が進んでいないのだ。定例会では、種類株式を上手に利用することで、一定の経営権を確保しながら、徐々に次の後継者に株式を譲渡していく方法がある、という提案をしました。もっとも、時間が限られていたので十分な話はできませんでしたが、それでも何となく、ナルホド、といった感想が出たことはよかったです。
体と一緒で、健康なうち、若いうちは、生命保険や遺言と言ったことにあまり向き合いません。企業も一緒。会社が順調に流れている間は、次の事業承継についてはあまり考えないのでしょう。病気になってから生命保険には入れないのと一緒で、会社でごたごたが起きてから後継者選びは難航が予想されるのですけどね・・。