2017年6月20日火曜日

受理面接・・

後見の申立てののち、受理面接なるものがある。これが、各支部によって結構対応がまちまち。
今月の頭に、名古屋家庭裁判所某支部に、保佐開始の申立てに伴う受理面接に行った。親族申立で、候補者も親族、というケース。1時間以上に及ぶ面接ののち、候補者が「いまからDVD見るから、もう少し時間がかかる」といってきた。通常私の知る限り、DVD(後見業務の概要を知るための内容が収録)を見るってことは、もう法定代理人に決定若しくは、ほぼ内定した(だから概要を知ってもらうのだ)ということ。「えっ?もう?はえーなー」と思い、候補者がDVDを見終わったあと、書記官が私に、「1か月くらいで審判が下ります」といってきた。ところが、1週間もたたないうちに審判書が私の事務所に特別送達で送られてきた。「はやっ!」
また、これは、岐阜家庭裁判所某支部へ、後見開始の申立てをしたケース。申立書が届くタイミングで、受理面接の予約をしようと家裁へ電話をしたが、「うちは規模が小さいので、受理面接は特に行っていない」と。えっ?厳密には、面接は行うのであるが、申立人のみで、本人は、申立書の内容を調査したうえで、面接するかどうかを決める、とのこと。また、財産目録記載の通帳の原本を面接当日に持ってきてほしいともいわれました。これも初めてのこと。
地方地方で、規模も違うわけだから、対応の仕方も変わるのは理解できる。おかげでまた一つ経験値が上がりましたよ。