2014年7月11日金曜日

公正証書遺言・・

久しぶりに公正証書遺言の立ち合いに行ってきました。
遺言の際には遺言者の実印が必要ですが、当日遺言者が失念しており(私の念押しも足りなかったのもあります。当事者の方々、スミマセン)、取りに帰っている間に(近かったのがまだ救いでした)公証人先生と雑談をしていた際のことです。
ズバリ公正証書遺言を当日ストップするようなことが今までありましたか?との私の問いに『ある』との答え。つまり当日遺言者の意思判断能力に疑問が感じられるような時です。司法書士が依頼を受ける場合、当然当事者と面談して作業を進めていくのですが、その際でも『あれっ?』って思う時があります。特に年配の方は単なる物忘れ程度なのか認知症に入っているのか微妙な時もあります。そして当日の遺言者の具合いかんによって、生年月日が答えられない、遺言内容が把握できていない等の事態が発生します。そして、それによって遺言ストップとなってしまえば、司法書士としては大失態です。
決して無理に作業を進めることはしませんが、微妙なケースは本当に神経を使います。私なんかは、遺言当日に遺言者様の体調具合が万全でありますよう天に祈ってます。
                        以上
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