2014年7月7日月曜日

後見人研修・・

われわれ司法書士の仕事に後見業務があります。
かなり以前より成年後見業務は今後拡大する分野として注目を浴びるようになり、司法書士が成年後見人につくケースがどんどん増えています。中には、この後見業務を中心に活動しているといった事務所もあるくらいです。
しかし後見人になると言っても、いきなり事務所に被後見人の親族がやって来て、「あなた私の母の後見人になってください!」という人はいません。手っ取り早く、後見人なるには、リーガルサポート主催の研修を受け、単位を取得し、後見人候補者名簿なるものに名前を乗っけてもらって、家庭裁判所より被後見人の親族への推薦、という流れに乗ることです。
ところでこの後見人研修というのが曲者で、決められた講義を18単位取得します。18単位ですから18時間。3日間かけてです。しかも1年に2回だけですので、フルに3日間参加できれば自動的に取得できますが、そうでない場合はまた半年後、ということになります。しかも単位を取得しても名簿登載の締めがやはり1年に数回しかなく、私が今回受けている研修も、今月で終了しても次回の名簿登載の締めは秋だそうです。したがって、後見業務に携われるのはむちゃくちゃ早くても年末から、といったところです。
われわれ現場は1日も早く後見業務に携わりたいと思っているのに、なんだか中央の考えていることはスローペースだなぁ、と嘆きたくなります。
                        以上
                    守山区・尾張旭の相続相談なら杉森オフィスまで!